雪の直ぐ上には、
「MPIオールウエザーブランケット」を敷きました。
二つ折りにすれば寝床としてはほぼジャストサイズ。その状態でいけば、いくらかでも下からの冷気を遮断できたと思うのですが、寝返りや寝相の悪い僕。。。 普通に敷いてみました。
その上には、山に適しているかどうかは分からないが手持ちの
「イスカコンフィマットレス180」
マット厚3.2cmを用意してみました。
ど~れ、そろそろ潜り込みましょうか。
慣れない手つきで、ジッパーがかまないように丁寧に引き上げていきます。
【購入時に悩んだこと】
右利きの自分には、左右どちらのジッパーが適しているか分からりませんでした。よって、頭の中でシミュレーション。。。
シュラフの中から利き手を回して内側からジッパーを上げると想定すれば、当然ながら左ジッパーが適しているはず。
ということで左ジッパーを購入しました。 がっ、
実際にやってみると、ジッパーを引き上げる途中までは、生地がかまないように内側から右手でドラフトチューブ部を内側に寄せながら、左手で外側からジッパーを引き上げます。この作業は個人的にですが、利き手で引き上げる方が合っているように思えました。まっ、慣れればいいだけですが。
首元は冷気が入らないようドラフトチューブを絞っていきます。
外部に触れる顔部も呼吸に支障ならない程度に最低限の露出だけにします。
身長175cmの自分。薄着だったということもありますが、180cm用のシュラフの中では体だけ寝返りを打てる余裕もあります。
準備が整い、暫くするとアルコールがきいているせいか、いつのまにか眠りについてしまいました zzz
どれ位の時間が経過したかは分かりませんが、3回程目が覚めました。
【1回目】 顔部の露出部を最低限にしたせいか、圧迫感がありすぎて息苦しく起きたものだと思います。
【2回目】 マットからシュラフがズレて、下からの冷気を感じてしまった事が原因だと思います。
【3回目】 顔面に冷気を強く感じ、起きてしまいました。(これは1回目に起きたとき絞りを緩めたことが原因だと思います。)
胸元から足元にかけての冷えと、背中部にも強烈な冷えは感じませんでした。
(マットからズレれば話しは別ですが)
朝、新聞配達の車の音で起きたのが5時頃
目を覚ますと目の前にタープが迫ってきてます!
昨夜からの降り積もった雪で下がってきたんですね~・・・
就寝時間が23時頃ですので、約6時間の実験となりました。
この日の外気温は-6℃
雪壁で風はあまり受けないようにはしましたが、無謀にもオープンタープでの実験です。
GWSの生地素材がシュラフカバー無しでの実験を可能にしてくれましたが、この素材だと寝汗等によるシュラフ内部の水蒸気や湿気を、完全に外部へ放出することが困難なようであります。結果、連泊等では徐々にロフトダウンしていき、本来の性能が発揮できない可能性もあるということです。
ゆかい隊員の
連泊記事はこちらです。
快適な睡眠を求めるには、シュラフのスペックというものもポイントになってきますが、あまりにもハイスペックだと寝汗による湿気のことや、山での装備的に言えば重量や嵩張りも考慮していかなければなりません。しかしながら、重量や嵩張りばかりを優先してしまえば厚着等での就寝スタイルになってしまうと思います。スタイルというものは個人の自由ですから、どちらが正しいと言うものではないと思います。事実、「置オフ山岳研究会」の技術顧問をしていただいているミミ氏は、いくつものシュラフを所有しているとのこと。標高や想定さる山のコンディション、また、その時の装備などをトータル的に考え、ベストだと思われるシュラフを選んで持っていくとの事であります。
ですので、この実験がいくら過酷といっても、平地での検証であります。極冬期の標高3,000m級の山岳現場では、はたして意味のあるものなのか、それとも、まったくもって無意味なものなのかは分かりません。
『置オフ山岳研究会』 先ずは第一歩!
背伸びせず、実践にて少しずつレベルを上げていきたいと思います。
と、思っていましたが、昨日の隊長のこの
記事
2,000m級で日本百名山の一つの雪中登頂をここに宣言致します。 by Jv隊長
隊長ついてきますよ。。。
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