では行ってみしょう!
アイゼンワークは初めてですが、基本とされているガニ股歩きも自然とできています。
スキーを履いた時の登りと似た感覚でしょうか。
アイゼンとスノーブーツの合せた重量は約2kg近くにもなり、1歩1歩の足取りが重くなりますが
しっかりと雪に突き刺さり、この上ない安定感と安心感があります。
GPSで進み具合を確認。
標高も上がると同時に風も強くなります。
天気はいいんですがね~。。
中岳に阿弥陀岳 真っ白な雪山も素敵なんでしょうが、まばらに積雪した山間もいいですね~
核心部に近づいてきました。
レポに入る前に、今回の雪山登山ではかなりの部分でムービー撮影を取り入れております。
何故なら?
隊長からは「訓練第一。冬装備の実証と雪山を肌で感じよう。」という明確な目的を
頂いております。
あっ、僕は登頂する気満々でしたが。。(笑)
しかしながら、初めて使う道具だらけですし、ましてや危険が付きまとう雪山・・
一つ一つの実証を現場でゆっくりなんて悠長なことをいってる場面ではありません。。
後からアイゼン歩行やピッケルワーク等の反省点を踏まえ、じっくり検証出来る様に記録に残す。
ということで撮影担当は僕がすることにしました。
【地蔵尾 根核心部】
核心部も無事クリアー!
お地蔵さんに安全祈願をする隊長。
ここまではバラクラバの口の部分は被せない状態で登ってきました。
しかし流石に寒い・・んで、鼻部まですっぽり被せたんですが、口から吐く湿気交じりの息が
鼻部の隙間からサングラスの内側に入り込み、直ぐに凍りつきます・・・
度付きサングラスを使ってる僕は、レンズが凍って視界が遮られるのは致命傷になります。
今後の対策に、この段階での実践検証ができて良かったです。
その点、
ゆかいさんのバラクラバは口部が換気できる作りになっているのでこの様な事態にはなりません。
核心部もクリアーし順調に登ってきましたが、先頭を行くゆかいさんの足が止まりました。
強風で雪が流されトレースが無くなってるようです・・・
【地蔵尾根 トレースの無いポイント】
ふ~。。 何とかクリアー
一番後方の僕は人が作ったトレースを辿るだけですので、さほど緊張感はありませんでしたが、
先頭を行くゆかいさんにはかなりのプレッシャーが圧し掛かり嫌な汗が出たとことと思います・・
赤岳展望荘から山頂も見えてきました。
もう一踏ん張りで地蔵頭です。
地蔵頭から赤岳展望荘まではノーカットで撮影しました。
【地蔵頭~赤岳展望荘】
何とか赤岳展望荘までたどり着きました。
それにしても風が強い・・
この日の山頂付近の風速予想は20m前後。
実際どれ位の風速があったのかは分かりませんが、かなり強かったことは事実です。
行者小屋付近ではほぼ無風でしたが、標高差でこれだけ風の強さが違うとは・・・
後は赤岳山頂を目指すのみですが、経験の浅い僕らにはまたもや不安なことが・・
山頂に近付くにつれて風は強まるばかり・・だし、引き返すにもあの地蔵尾根の
急斜面を下れるだろうか・・
話したわけではありませんが、皆がこのようなことを思っていたはずです。
合せて相反することも。
今回の登山ではいくら「登頂が目的ではない」と言っても、ここまで来たら
「皆で登頂したい!」というのが本音のところ。
さぁ どうなる...
【感動の赤岳登頂!!】編につづく・・・
【Jv隊長レポ】
八ヶ岳 赤岳①
八ヶ岳 赤岳②
八ヶ岳 赤岳③
八ヶ岳 赤岳④
【ゆかい隊員レポ】
積雪期の赤岳に挑む。 第1話
先行の地蔵尾根 第2話
赤岳最終話 「赤壁の戦い 隊長の思い」
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