～癒しを求めて～

隊長から届いた「オトコの赤紙」。。。



この日を迎えるまで、隊員各位 余念のないトレーニングを積んできました。
特に隊長・・　僕とゆかい隊員との年齢差は約一回り程違い、その体力差や
膝裏部に抱える爆弾・・の不安要素を拭うために行ってきたストイックなまでのトレーニング・・・

その直向さにはただただ頭が下がります。

装備も３シーズン用がほとんど兼用できない為、欠しい知識ながらに新たな冬装備を揃えました。

それでも頭に残る不安・・

不安感を払拭するために１１月には僕とゆかい隊員とで 赤岳調査登山 も行いました。


登山歴１年にも満たないTeam oki off は常に不安だらけです ・・・ 。しかし、その不安は
いつも行動で解消してきました。





２０１１年１２月１４日（水） 日本百名山八ヶ岳の最高峰「赤岳」に挑んで参りました。

美濃戸口登山口駐車場に到着したのは深夜２時過ぎ。

丁度登り始めるパーティもいました。

我々は５時頃の出発予定です。
ワンボックスカーの後部をフラットにし、キャンプマット２枚敷き３人が交互になって寝るという
スタイルで車中泊仮眠をとります。



目覚ましセット時間は４時。

起床後、薄暗い中でもくもくと準備をします。

準備が整い、５時前に出発です。



隊長が代表で登山届を提出します。



【予定ルート】
美濃戸口登山口　→　北沢　→　赤岳鉱泉　→　行者小屋　→　地蔵尾根　→　赤岳展望荘
→　赤岳頂上山荘　→　赤岳2899m　→　文三郎尾根　→　行者小屋　→　北沢　→　美濃戸口登山口



当然ですがこの時期のこの時間は未だ真っ暗。。
ヘッデンをしての移動となります。





だんだん明るくなってきました。天気予報では快晴予想です♪





体が温まってきたのか？オーバースペックな装備の効果か？それとも外気温が
そんなに低くないのか？指先や足元に全く寒さを感じません。
しかし、吐く息は真っ白・・・

ゆかいさんの外付け温度計を見てみると、



ゲッ・・　マイナス１０度じゃないですかぁ～・・ Σ(ﾟДﾟﾉ)ﾉ

試しにオーバーグローブを外しインナーグローブだけにしてみると
たちまち指先に寒さを感じます・・
オーバースペック装備の効果がでてますね～

雪化粧の景色を楽しみ、スノーハイク気分で癒されながら歩きます。



予定時間に赤岳鉱泉小屋に到着です。



鉱泉小屋名物 アイスキャンディー も見事です！



ここで休憩をとります。



歩きながらでも直ぐに食べられるようにとポケットに入れておいたおにぎりは凍りそうな
位冷たくてヒンヤリ・・

「ならば！」と、ザックを降ろし保温ケースに入れてきた行動食の確認です。



グラナイトの保温ケースにホッカイロという組み合わせです。



赤丸で囲んであるのがホッカイロです。
温かいとまではいかなくても、先程食べたおにぎりとは雲泥の差があります。

動きが止まったせいか体か冷えてきました。

となると、テルモスの出番です！

技術顧問ミミさんから以前頂いたコメントを思い出します。

テルモスは冬山にはなくてはならないとなっています。
パーティに１つあれば事足りるかと思いますが、
500ｍｌ程度入る物であれば十分です。

乾燥した冬山で喉を潤すことが目的ではありません。
あくまで、凍えた手や身体を温めるものとして休憩時に飲みます。

中に入れるものとして
砂糖をどっさり入れ、甘くした紅茶が定番となっています。

中身はゆかいさんより頂いた紅茶です。スティックシュガーは３本入れてみました。

甘くて美味しい～♪　冷えた体が温まります。

２０分程休憩を取り、次の目的地「行者小屋」に向かいます。



前回の赤岳登山で行者小屋まではアップダウンも少なく危険箇所も少ないというのは
調査済みでした。まして東北雪国育ちの我々ですから未だアイゼンを装着する必要は
ありません。



３０分程で行者小屋に到着です。



ここからのルートは急坂で危険箇所もある地蔵尾根を選択します。

ここで装着の練習をしてきたアイゼンを履きます。



合せて強風も予想されますのでバラクラバも装着します。

【Jv隊長】







【ゆかい隊員】





【cherry】










　【Jv隊長レポ】
　
　八ヶ岳　赤岳①　
　八ヶ岳　赤岳②
　八ヶ岳　赤岳③
　八ヶ岳　赤岳④

　【ゆかい隊員レポ】
　
　積雪期の赤岳に挑む。　第1話
　先行の地蔵尾根　第2話
　赤岳最終話　「赤壁の戦い　隊長の思い」